「…っんっ！」



全部言い終わる前に私の唇は塞がれた。

え？なにこれ？

私…キスされてる…？



「…やぁ…んっ…ふぅ…」

まだ終わらない。

私の足腰がフラフラになった頃ようやく離してくれた。


私の頭の中は？だらけ。

ギュッと抱きしめられた。


「はぁーやっと…委員長が俺のもんになった。」

え？どーゆこと？

「佐田くん…好きでもない人に…き…キスとか…よくないと思うよ？」

なんで急に…？


溜息をつきたあと私を見つめて、

「ばか。鈍感。美羽の事が好きだからに決まってんだろ。」

一気に顔が熱くなるのが分かった。


今…美羽って…


「私も…好きっ…」

「ホントに美羽は鈍感だよな。俺、ずっと好きだったのに。」

そうなの？知らなかった…

「ただの問題児としてしか見られてないと思ってたし…ていうか美羽に、注意されたいがために遅刻してたし。」