ヘイ、タクシー!!
夢の世界に連れてって頂戴な。


料金は少しお高めにつくぜ?


夢の為なら、出し惜しみしないわ。


ダンディなおっちゃんはオーケと白い歯をキランと覗かせた。


華麗なハンドルさばきで、車は夢の世界へ一直線。




ガコンと車内が揺れると

ダンディなおっちゃんはどこかへ消え
代わりに、哀愁ただようおっちゃんがしょんぼりとハンドルを握っていた。


目的はもちろん、夢の世界ではなく、マイ ハウス。


なんて現実たっぷりな世界なのかしら。



さぁ、あなたも夢のタクシーに乗って、お好きな世界にドライブ!!