「2人が付き合ったのは、舜君が助けたからよ」
「え?親父が?」
「慧汰だったらわかるんじゃない?普段は弱いけど、いざという時は強い。女子メンで初めて幹部入りしたから、僻んだヤツらが多くて。貴久も私も居ないプライベートな時間を狙って、ホームから突き落としたの」
「「「『…………』」」」
「その時、連中の後ろに貴久が居たらしくて、助けようとしたけど、間に合わなくて。だけど、舜君が咄嗟に真彩を抱き締めて、ギリギリで落下を免れたみたい。タイミング良く電車が来たらしくて、舜君のジャケットが擦れて、背中ビリビリだったみたいだけどね!」
「親父、やるじゃねぇか」
「親父に似て、何か初めて嬉しいかも」
「ま、永君なら、もっと格好良く助けてくれるだろうけどね」
「どうだかね」
「……おばさん;;」
いつの間にやら寝てしまった、ママに毛布を掛けながら教えてくれたおばさん。
素直にパパを褒めない私に、容赦ない一言。
寧ろ、ただ息子を貶してる;;
「警察官は、誰でも守らなきゃ」
「…………;;」
私には、泣きたくなる一言が;;
実際は、泣きませんけどね;;
「え?親父が?」
「慧汰だったらわかるんじゃない?普段は弱いけど、いざという時は強い。女子メンで初めて幹部入りしたから、僻んだヤツらが多くて。貴久も私も居ないプライベートな時間を狙って、ホームから突き落としたの」
「「「『…………』」」」
「その時、連中の後ろに貴久が居たらしくて、助けようとしたけど、間に合わなくて。だけど、舜君が咄嗟に真彩を抱き締めて、ギリギリで落下を免れたみたい。タイミング良く電車が来たらしくて、舜君のジャケットが擦れて、背中ビリビリだったみたいだけどね!」
「親父、やるじゃねぇか」
「親父に似て、何か初めて嬉しいかも」
「ま、永君なら、もっと格好良く助けてくれるだろうけどね」
「どうだかね」
「……おばさん;;」
いつの間にやら寝てしまった、ママに毛布を掛けながら教えてくれたおばさん。
素直にパパを褒めない私に、容赦ない一言。
寧ろ、ただ息子を貶してる;;
「警察官は、誰でも守らなきゃ」
「…………;;」
私には、泣きたくなる一言が;;
実際は、泣きませんけどね;;

