Love Summerー幼なじみを卒業ー

「公園で泥だらけになるまで遊びなさいよ!」



「「「『え?;;』」」」



「真彩;;あんた、大丈夫?;;」



「お前、何か入れただろ!;;」



「ちょっと、疑わないでよ!」



意味のわからない事を言ってるママに、おばさんまでも呆れてる。

お兄ちゃん(次男)に疑われるも、怪しいものは入れてない。

入れてたら、みんなだっておかしくなるでしょ!



「うふふふふ――…」



今度は笑い出してしまい、困惑してると、1人冷静の永君(オトコ)が。



「ウォッカか?」



「呑んでたみたいだな;;」



「だって今日は、大切な日だもーんっ!」



永君と長男(お兄ちゃん)が嗅いだグラス。

てっきりお水かと思ってた。



「やられたっ!」



玄関で叫ぶおばさん。

確か今夜用に、おじさんが買ったウォッカがあった筈;;



「焼酎みたいにガブガブと、半分も呑んで馬鹿なの?真彩!」



「おい。天下の隊長様に、生意気だろーが!」



「おばさん、いつから“隊長”?;;」



「さぁ?;;幹部とかは言うけど……」



「特攻隊長よ」



「「「『特攻!?』」」」



「そう。貴久に3回目の告白をして振られた時、宥めようとした当時の特攻隊長をボコボコにしちゃって。数ヶ月だけ。妊娠して、結婚の為に引退するまで、幹部やってたの」



…マジで;;