「おっす」

会社に着くと、同僚で隣のデスクの鹿毛(カゲ)が小さく手を上げる。

「おはよ」

「最近どうした、真面目じゃん」

「まぁね」

「お前が時間に余裕をもって出勤してくるのなんて、入社以来じゃね?」

「そうかもね」


確かに、リサと暮らすようになって僕は規則正しい生活にかわった。

リサが起こしてくれるし、朝食だってちゃんと食べてから出かけるようになった。

夜も、今まではダラダラとビールを飲みながら深夜までネット三昧。
それが今はリサと素敵なイチャイチャタイムだ。