これからも日常は変わらないんじゃないの?



幼い私にはそういう事しか考えられなかった。



「汐ちゃん。あのさ」



今は悲しさでいっぱいで。



「八神くん、転校先でも頑張ってね!!」



八神くんが話しかけてくれたのにこんな言葉しかかけられ


なかった。



「うん」