未知の世界5


進藤先生に連れられて検査室に着くとすぐに、採血が始まった。






腕にギュッと結ばれたゴム。







注射器を袋から取り出す進藤先生。







やっぱりやるのか…。







と進藤先生を見上げる。








『やるよ。』







と、言う言葉と同時に注射器が腕に刺さる。







進藤先生の採血や点滴は基本的に痛みが少ないけど、それに慣れているからこそ少しの痛みに痛いと感じてしまう。







『よく頑張ったね。』







と子供をあやすように頭を撫でられ、顔が赤くなった。







は、恥ずかしい。