未知の世界5


『かなちゃーん。






始めれるなら、時間前だけど、オープンしちゃおっか?








今日は、かなちゃん目的の患者さんがたくさんいるみたいだしさっ!』







ニヤッとした顔の早川先生が、診察室の椅子に座ったまま、私の診察室に顔を出した。







「は、はい!よろしくお願いします。」








早く始めて、午前中に終わるのか、ビビりながらも、初めての1人での外来が始まった。