【完】俺を好きになるよ。






「あ~、眠たい、お腹空いた、帰りたい」





「もう~、双葉の頭の中って

 その言葉しかないの?

 まだ一限目も終わってないよ?」




「だって…」






凛と話してると廊下から聞き覚えの声が聞こえた





チラッ





廊下側の席の私はすぐに廊下を覗ける





聞き覚えのある声の主は担任だった




「り~ん…」




「ん~?」




「あんな子うちの学校にいたっけ?」



「だれ~?」




そう言って近づいてくる凜は一緒に廊下を覗く




「…見たことないね」





「だよね。編入生かな?」





「こんな時期に?珍しい」




「それにしても可愛いね」