「なんで…なんで 私の方が真白くんの事好きなのに なんで…松岡さんなのよ!!」 そう言った彼女の目からは 一筋の涙が流れていた___。 恋する乙女って凄い。 恋ってすごい。 こんなに感情的になるのは きっと恋しかないだろう… 周りがざわつく 「…場所を変えよう」 そう言った真白くんの声と被せるように 彼女は言った 「じゃあ私の前キスしてよ!!! 普通のじゃないよ。 恋人がするやつだよ!!」