【完】俺を好きになるよ。






___ドサッ




…疲れた





あの後



帰ろうとしたらみんなに呼び出されて



真白くんの話をずっと求められた



別に何もない私たちが一番困るわけで…





「はいはいはい

 もうこの話はおしまい!

 散った散った」




そういってみんなの前に出てきたのが

凜だった




「ありがとう、凜」





「いいって。それより…」




凜が言いたいことはわかってる



「付き合ってないから」




「だよね」




私の答えにさすがの凜も苦笑い



私の言葉に今まで黙ってた真白くんが



首を突っ込む




「いや、俺ら付き合ったじゃん!」



「は?付き合ってないし」



真白くんの声に反応した


その刹那__




「さっき付き合ったよな?」



さっきとは違うドス黒い声が私の頭上に


降りかかる。