「凛あっちあいてるよ」




そんなに試合をみたくなかった私は




凛に後ろで観とくよう言った





「は!?何言ってるの。

 あの真白くんが出るんだよ?

 双葉も観なくちゃ!」






…なんで!?



そう思っていたのもつかの間



私の腕は凜にしっかり

掴まれていた