【完】俺を好きになるよ。






今日は、凛部活があるからと

先に教室を抜け出した




…私もさっさと帰ろう





そう思い鞄を持った




靴箱の方へ足を進める





でも、ここで私は止まった




「なんでここにいるの?」



私の靴箱のところに
真白くんがいた



「なんでって…一緒に帰りたいから?」



「知らないし。

ちょっと邪魔!

私くつ取れないじゃん」



「俺と一緒帰ってくれるなら

どいてあげる」




…こいつ、とことんめんどくさいな




「好きにすれば」



「っしゃ!」




そう言うと真白くんは

私の靴箱の前から退いてくれた