「はぁ〜、私も幼馴染と恋したい。

てか、まず幼馴染がほしい」






さっきまで読んでいた小説を閉じ

思った事が口に出る







「でたよ、双葉の幼馴染欲しい病」





そう言って笑うのが

鈴木凛 (スズキリン)





「いいよね〜、凛は

幼馴染の星野くんがいて。

どうせ付き合ってるんでしょ」





私は頬を膨らませながら言う





「ないない、あいつは幼馴染で

それ以上のなんでもないよ」





凛がそう言った刹那


星野くんが凛を呼ぶ声がした






「凛!帰るぞ」





「あ、はーい。

じゃあね、双葉」






そう言って凛は、カバンを持って


私がいる教室を後にした