すると真白くんは抱きしめる力を強くした





「…お願い」





「反則だよ…」





私は振り返り真白くんを見つめる



真白くんも見つめる




「すき」





そう言って私は生まれて初めて

自分からキスをした








甘いリップ音が公園に響いた