その場を立ち去ろうとした。


うーん。なんか少し名残惜しい…

なんでかな…?

グイッーーーーー

おっと?

急に袖を掴まれた。


「あのっ、私、海原 るうっていいます!また…また勉強教えてください!」


君があまりにも赤くなって言うからつい笑ってしまったけど。


純粋なその瞳に吸い込まれそうになった。


まだ汚れというものを知らないその瞳に。


俺もLINE交換する?とか言っちゃったしね。


そこから仲良くなるのははやかった。

気づけばもう11月。

君からなんか目が離せなくなって3ヶ月が経とうとしていた。