君はどこ?

あ…送ってある…。
これ、多分、小羽音だ。
俺が殺されるのを待つために目をつぶっている間にこれを送って小羽音は姿を消したんだ。そこで奏翔が登場して俺が帰ると思ったんだな。
…バカだろ。

「なぁ、奏翔、聞いてほしいことがある。すごく、非科学的な話だけど、真面目にきいてくれるか?」

「…あぁ、聞くよ。」
俺は、全部を奏翔に話した。