「小羽音、ずっと、好きだった。」

…忘れてたくせにそんなこと言わないでよっ!私は今から月星を殺さなきゃならないのに…!
私だって、ずっと好きだった。大好きだった。だから、月星が私を忘れようとしてるって話を聞いた時すごくショックを受けた。そして、恨んだ。だけど、今はそんなこと思ってないよ。小学2年生だったんだもん。そう思って当たり前。なのに、月星は自分を責めた。そして、俺を殺してくれって。どこまで馬鹿なんだ、月星は。私は、月星を殺せない。でも、私が死んでいて、月星が生きている限り、月星は自分を責め続ける。だからこうするしかなかったんだ。