あっという間にみっつのパンを食べ終わって私は屋台を出る。 「ごちそうさまでした紫藤さん!」 「ん。またおいで」 別れを告げて私は帰路を歩く。 駅の時計が午後6時を知らせていた。 毎週水曜日の楽しみ。 これが私の習慣である。