でも実際は。
付き合ってなくても生まれてから家が隣で毎日のように一緒だったあいつを離すのは
想像以上のものだった。
研究室だって同じにする必要なんかないのに。
気づいたらあいつが入る研究室を盗み見て。
同じところにしている自分がいた。
もう話しちゃいけないのに
でも、自分の目の中には、あいつを入れておきたかったんだ。
自分でもバカだと思う。
そんで、いざ行ってみたら
『君、かわいいねー』
なんて先輩に言われて、満更でもなさそうなあいつを見て決めた。
もう研究室には来ないと。
『冬也先輩だってカッコいいですよ』
そんなふうに他の男を褒めるところを見るぐらいなら。
ずっとサボってた方がいい。
研究なんて独自でやってやる。
付き合ってなくても生まれてから家が隣で毎日のように一緒だったあいつを離すのは
想像以上のものだった。
研究室だって同じにする必要なんかないのに。
気づいたらあいつが入る研究室を盗み見て。
同じところにしている自分がいた。
もう話しちゃいけないのに
でも、自分の目の中には、あいつを入れておきたかったんだ。
自分でもバカだと思う。
そんで、いざ行ってみたら
『君、かわいいねー』
なんて先輩に言われて、満更でもなさそうなあいつを見て決めた。
もう研究室には来ないと。
『冬也先輩だってカッコいいですよ』
そんなふうに他の男を褒めるところを見るぐらいなら。
ずっとサボってた方がいい。
研究なんて独自でやってやる。



