結構時間ギリギリで学校についた。
「はぁ、どうにか間に合ったね。」
「うん…よかったぁ」
「時間も少ないし早くクラス発表みてこよ!」
「うん!」
そういって私達はクラス発表の紙が貼ってあるところまで歩いていった。
その途中、桜の木があり、そこの男の子がもたれかかって空をみてるようだった。
「…?」
カッコイイ人。顔がはっきり見えたわけじゃないけど。
「おーい!結愛!またぼうっとして!はやく!」
「あ、うん!まって!」
あーあ、またと怒られちゃった。
もう一度ちらりと桜の木をみてみるとそこにはもう、誰もいなかった。
…誰だったんだろ

「結愛ってば!」
「ごめん!今行く!」
「もう、なにしてんのさ。遅いから先みちゃったよ」
「え!?はやいよ!ちょっとまって!」
「まってるからはやくして。」
そんな会話をしながら自分の名前を探してると。
「あ、あった、B組。」
「結愛、みつけた?」
「うん!B組!小夜は?」
「私もB組!この学校3年間クラス替えないからずっと一緒!」
「やった!」
そこで、多分、予鈴だと思う、チャイムがなった。
「あ、はやく教室行かなきゃ!」
「なんか慌ただしい!」
「それは結愛がねぼうしたから!!!」
…ごめんなさい。