あれ、私何をしてたんだっけ?
あ、そうだ、由良に日記の真相を聞いて、その後殴られて…

「あ、やっと起きた?真奈♪」

「由良…!」

私は縛られていてこの状況から抜け出すのは不可能なことだった。

「…はやく解放しなさいよ。」

「そんな焦らないでよ、すぐに解放してあげる…この世から。」

「はぁ?あんたほんとに私が殺せると思ってんの!?」

私にはなにもできない。由良を怯ませるのが精一杯。

「できるに決まってるでしょ、逆にここまできてできない方がおかしいって。…てかさ、由斗に謝ってよ。」

「は?なんで私が?」