黒い日記

「由斗。」

帰り道、私から話を切り出した。

「ごめんね、気づけなくて。ごめんね、私が気づいていれば苦しまなくて済んだのに!」

「由良、由良は悪くないよ、僕が悪いんだ。ごめんな?由良、今までありがとう。」

え?いきなりどうしたの?

ドンッ

私は由斗に首の後ろをドンッって、やられたのかな?多分そうだと思う。それで気絶したんだ。

目覚めた時にはもう、由斗は自殺していた。自分の足元に、日記をおいて。