｢私のせいだ！私のせいで爽太は！私が興味本位で日記なんて読まなければ…！もう嫌だ！呪いなんて解けないんだ！いじめっ子がどこにいるかも探す術ないし！｣

｢真奈、落ち着いてよ、大丈夫、呪いは解けるよ、調べていけばちゃんといじめっ子のこともわかるって。｣

｢そんなのわかんないでしょ！？もういいよ、どうにだってなればいい！だって日記の持ち主の名前すらわからないのに！どうすればいいの！｣

｢名前ならわかった、調べたよ。高屋 由斗(ﾀｶﾔ ﾕﾄ)｣

｢…でも名前だけ！それ以上はわかんないって！いじめっ子の名前はわからないでしょ？いじめっ子の名前がわかったとしてもどこに住んでるかなんてわかんない！だから日記を渡すことは出来ない！｣

｢そうだね。ネットの情報でわかったのは千葉県ってことだけだったね。｣

｢やっぱり！もう…どんどん周りから人がいなくなってくだけだよ…、大切な人が、そう、由良だって、私の大切な人。だから由良も死ぬんだよ。私はもうどうでもいい。｣