「ねぇ、真奈ちゃん…みるの?」

「これがその日記だって決まったわけじゃないし、みるよ。それにもともと本物を見つけたとしても読む予定だったでしょ?」

「そうだけど…。」

「私、読むって決めた時に、読んじゃいたい。だから今、公園で読むけど、由良ちゃんは?」


「私も、読む。読みたい。」

なんか、意外だったな。都市伝説が好きって言っても実際に出くわしたら逃げると思ってた。

「じゃあ、読もうか。さ、座って。」

「うん…。」

この時、やめておけばよかったんだ…。

このあと私達は読んだことを後悔することになる…。