「屋上の出会いは必然で
キミは私の心を乱す」



音楽の授業をサボっていた日、彼に出会った。




「隠した心はまだ言えないよ
そんな淡いあの日の涙」



この気持ちは、彼に伝えてはいけない。




「季節が過ぎる度キミは隣にいて
“ 大丈夫だ ” “ 歌えないよ ”
“ 前を向いて ” “ きこえない ”
押し殺した心 本音は違うでしょう」



歌えないと思っていた私を、またステージに立たせてくれた。




「ありがとうと言えないのに笑顔が微かに光る
胸の歪 吹いた風に 私の音にのせて」



そんな彼の笑顔を見てみたいと、願ってしまう。




「止まらなくて 拭えなくて 重くのしかかるばかり
ねえ、キミはどうして?
また闇に消えてゆく」



それなのにきっと、キミは離れていってしまうんだ。