「……っ!」
う、嘘……。
これは大変な事態かもしれない。
目の前に綺麗な顔が映ったかと思いきや、その人は─────。
「せっ、生徒会長……」
そう、入学前に私を指導をしてくれた、あの生徒会長だったから。
彼とは新入生の言葉を読み上げるときのスピーチ練習以来会っていない。
でも、あのときから感じていた眩しいオーラが確かに伝わってくる。
「そうだよ。
音中さん、だったかな?
首席入学って聞いていたのに、まさかサボるような子だったなんて思わなかったなぁ」
ニコリと微笑んで言葉を並べているけれど、目が笑っていない。
絶対に、怒っている……。



