「っせんせ」


嘘…

先生が来てくれた…。


「そろそろ手離してくんない?

そんな強く握ったら大事な腕にあざついちゃうよ。」


「あっ…わり…」


先生のその一言で翔太は我に返ったのか

すんなりと解放してくれた。