「…め、夏芽。」


「ふえっ?」


ぼんやりしていると美貴が話しかけてきた。


「クラスマッチ、バレーでいいよね。」


「え、あーうん!」


雰囲気は…いつも通り。

さっきの悲しそうな顔は

私の気のせいだったのかな。



「よし、時間内にきっちりチーム決め終わったな。

今日は終礼は無しだ。解散!」