「え、美貴?」 だけど私が翔太の席に行こうとするのを遮るように美貴が話しかけてきた。 「ちょっと売店行かない?眠いからコーヒー飲みたいの。」 「へ、え?」 美貴が嘘をついてるのは一瞬でわかった。 だって真面目な美貴が学校で眠気を催すなんてこと、絶対ありえないもん。 「行きましょ。」 「う、うん…」 だけど美貴が嘘をつくのにはなにか理由があるはずだから 私は翔太を横目に美貴についていった。