チャリー





足元に何かが引っかかる音がした。


「せんせ、なんか落ちてる…」


私はそれに手を伸ばした。

けれど、それがなんなのかわかった瞬間

ピタッと手の動きが止まる。


「…」


「日野?なにして..」



そのとき、先生の体も硬直するのがわかった。

落ちていたのは、小ぶりのピンクのハートのネックレス。