「えっ、せ、先生!送ってやるって…どうやって?」 「車に決まってるだろ。」 き、きゃー!!! 先生が私を車で送ってくれる! 先生の車に乗れるなんて…! まさかとは思ったけど、そのまさかとは…。 私が雷のことなんか忘れて先生の横でジタバタしていると。 「その様子じゃもう雷は平気みたいだな。 …まぁでも、風邪ひいちゃいけないから送ってくけど。」 ぼそっと呟いて歩き出した先生。