終わりにするって

私を選んでくれるってこと―?


「先生、それ、信じていいの...?」


「当たり前だろ。」


ほんとに、ほんとに

夢じゃないって信じていいの?


「せんせ、ふぇ、」


「今泣くなよ~」


自然とあふれた涙を先生がすくう。

その手つきが優しくて、また涙が溢れる。


「20時までには絶対戻る。

そしたら一緒に観覧車乗ろうな。」


「うん、うんっ」