「はぁあ~、ったく。んなカッコしてっとナンパされて当たり前だっつーの。 気をつけろよな。」 ほっとしたような顔をしてしゃがみこんだ。 ふと手前の美貴を見ると 「、っ、」 何か言いたげに翔太をチラチラ見ている。 「っあ!私、トイレ行ってくる!」 「あ?あぁ。」 ここは二人にしてあげたほうがいいよね。 美貴に 'がんばれ' って口パクで伝えて教室を出た。