ちょ、ちょっと、お二人さん! せっかく会えたんだから、何か言いなさいよ! 私が美貴の後ろで心配になっていると―。 「か、可愛い...んじゃねぇの」 俯く美貴に翔太が頭を掻きながら言った。 翔太、 よく言った...っ! 「、、っ、」 美貴もよっぽど嬉しいのか、体を震わせて― 「ば、ばかなこと言わないで! このあんぽんたんっ!」 えっ!? 「夏芽、行きましょ!」