「あ」


「あ?」


心の中でぶつぶつ言っているとふと、思いついた。


「私、文化祭参加するんだけど」


「へー」


へーって、私の話にちょっとは興味持ってよ。


でも私は構わず続ける。


「美貴と回るんだけどね、ほんと一瞬でいいの。

先生と一緒に回りたいな~」


「...。」


「ねぇ、聞いてる?」


私の話に相槌すら打たなくなって

完全無視する先生。


「ちょっと、せんせ」


パシッ