ねぇ先生。

私たちの距離はいま、1メートルより近いよね―?


私はもう一歩、先生に近づいて。



「先生、好き」




その瞬間先生はひどく驚いた顔をした。

けれどすぐに目をそらしてー。



「俺のことはもう…諦めろ」



…違う。

わかって、先生…っ。



「こんな男、やめとけ。」



そうじゃなくて



「先生がいいんだよ…!!」




先生がいい。

先生が私と同じ気持ちじゃなくても

私は先生がいいんだよ。



「やめろなんて言わないで…!」