こんなに苦しい思いをするなら

先生を好きな気持ち、失くしたほうがいいのかなー

そんな考えが浮かんだ時


翔太に腕を引っ張られて


ぎゅっと


正面から抱きしめられた。


「しょ、た…?クレープ…」


いきなりのことで片手に持っていたクレープを落としてしまった。

でもかまわず翔太は抱きしめる力を強くする。


「もうやめちまえよ…」


「…え?」