私は急いで廊下を駆け抜けた。


ためらってる暇なんて1秒もないから

ただひたすらにあの場所を目指して走った。




ーーーバンッ!!


「うわっ、びっくりしたーー」


「先生!!羽奈さんがー」



ガタッ!



「...1年4組の隣のトイレの前」



羽奈さんって言った途端

血相を変えた。


あんな必死になった先生の姿…初めて見た。



「ふっ、ふぇ…」