え?


諦めて口を閉ざしかけたとき

目の前の羽奈さんが倒れた。

それは一瞬の出来事で何が起こっているのかすぐには理解出来なかった。


「はな、さん…?」


「ん、うぅ…っ、」


どうしよう…

羽奈さんの顔がどんどん青ざめていく。

誰か…誰かーーっ!


「すぐ戻るから!待ってて羽奈さん!!」