「ばっかじゃないの?」 「は…?」 翔太のしおれ具合に、お腹の中からフツフツと怒りが湧き上がってくる。 「そんなことで勝手に幼なじみの縁切ろうとしないでよね!」 確かに私の意見も聞かずに勝手に先生に勝負をふっかけたことには けっこうムカッときていた。 でもいつから翔太と一緒にいると思ってんの?