「卑怯だってことはわかってる。 でも俺さ、今日まで必死で朝練してきたんだ。 夏芽を松本なんかには渡したくないから。」 それを見れば本気なんだって、すぐわかる。 「夏芽は松本のことを応援するだろうけど 俺が勝つから。手加減はしない。」 「っ、」 「…俺が勝ったら今日一緒に帰ろう。 話がある。」 そう言って翔太は足早に去っていった。 どうしよう…。 本気だ。