「はぁ……ご褒美ねぇ……あ」



ニヤッとしてどこかへ消えたなおたん。


これ絶対碌でもないやつ持ってくるわ。


その予想は大当たり。


なおたんの手には私が無理矢理智也先輩達に頼ませたものが握られていた。



「……素敵な色の液体だね?観賞用かな?」



「んなわけあるか。ほら、ご褒美だぞ」



「アホなの!?クラスに1番貢献した人に対して青汁!?バカなの!?」



「しょうがねーだろ。余ってたんだから」



「まずメニューに青汁を入れた強者は誰!?」



手を挙げたのはいつもヘラヘラしているいたずら大好き男子。


お前のせいでご褒美が何故か罰ゲームになってんじゃん!!


くっそ、ハゲ散らかしてしまえ!!