そうかそうかと納得している自分もいた。

 彼女は美しすぎた。


 優しすぎた。

 賢すぎた。

 天は人に与え過ぎることもあると彼女に出会って思っていた。

 その何もかもを容易く覆し、彼女という名の女神は微笑む。

 優雅に紅茶なんか飲みながら。