私が生徒会。
まだピンと来ない。モジャの期待に応えられる自信もないし、そもそもやるとは言ってない。
「じゃ、考えといてくれ」
「あ、ちょっと!」
「周防ならやるはずだ。絶対にな」
そう言って行ってしまうモジャ。
教室に取り残された私は、ただ呆然と廊下を見つめていた。
とにかく、まだ慣れないSNSを使って雪乃に文句を言う。
――――――
誰が悩みをバラしていいって言った?
――――――
雪乃からの反応を待たず、私は教室を出た。
生徒会というものを考えるなら、解決しなきゃならないことがある。
モジャは真剣に私に向き合ってくれた。真っ直ぐに見てくれるなら、私も真剣にならなきゃいけない。
だから、会わなきゃ。
今すぐに、彼に会わなきゃ!



