「雪乃と話してると、このドス黒い心を殺したくなる」
「夏海が特別ドス黒いわけじゃないよ。わたしにはクラスメイトの対応の方が黒く見えるけど?」
大きな声で雪乃が言ったものだから、クラスが一瞬しんと静まり返る。
やっぱり私の噂をしていたのか。
「とにかく、噂の訂正をして。なにが合っていて、なにが間違っているの?」
雪乃に言われて昨日のことを思い出す。
あのヤンキーから逃げて、私はホテルなんかではなくラーメン屋に駆け込んだんだ。
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