眼鏡のことや、カバンを当てたことの弁償や謝罪をしたいと言ったけれど、最初、疾風さんは首を横に振った。 でも、それで引き下がるわけにもいかなくて近くのハンバーガーショップに誘ったら、疾風さんは快諾してくれた。 しかし2人で机を挟んで座り、バーガーショップで雑談するなんて日が来るなんて考えもしなかった。 誤魔化すようにポテトを口に入れると、疾風さんが顔を覗き込む。 「なんか、あったわけ?」 「え?」 そんなふうに心配されるなんてことも想定外。 僕はポテトを掴もうとしていた手を膝に置く。