唇に触れているのは春真くんの……。 キスされている。 唇が離れると同時に、春真くんの優しい瞳が目に入った。 「好きなんです。好きすぎて苦しいんです。助けてください」 見つめたまま春真くんは動かない。 私も同じように動けなくて、何を言ったらいいかわからなくて、多分、放心状態のまま見つめ続けていた。 どんな表情をしていたのか、春真くんが切ない顔に変わる。 「……ごめん、なさい」 春真くんが離れたことで、私は解放されて起き上がる。 「すみません。自分が、抑えられなくて……」