春真くんを彼氏とか、恋人とか、友達とか、そんな言葉で括りたくない。 じゃあ、なんなの? わからない。でも、私にとって大切な人なんだ。 「なにを怒ってる?」 「怒ってないよ」 ただ、怖いだけ。 「夏海先輩!」 何てタイミングで現れるんだろう。 笑顔の春真くんは、私の隣に立ってやっと疾風に気づいたみたい。軽く頭を下げた。 「へえ。夏海、まだそういう付き合いしてんの?」 「そういうって、なに!」 「男の友達ばかりと付き合ってさ。恥ずかしくないわけ?」 やめてよ。それ以上、言わないでよ。