【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?




 可愛いのを付けてしまおうか。



 一生懸命、並んでいるアクセサリーを眺める春真くんを見ていたら気持ちが揺れる。



 かといって、可愛いアクセサリーが似合う服はあまり着ない。どうしよう。




「何かお探しですか?」




 その時、若い店員さんが話しかけてきた。
 私と違ってすごく可愛い。雪乃みたいな守りたくなるふわっとした雰囲気がある。




「すごく迷惑な悩みがあって……」


「どうぞ、言ってみてください。出来る限りのお手伝いをさせていただきます」




 私は悩んだ末に、相談してみることにした。



 個人的に好きなものはカッコイイ雰囲気のアクセサリー。春真くんは可愛いものを付けてほしいと言う。



 後ろで気にしないでと言う春真くんだけど、私は春真くんの意見も尊重したい。



 わがままな悩みだけれど。